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松本 昌樹Masaki Matsumoto
足立 直子Naoko Adachi
HISTORY陶路陶路 陶芸家のひとり言
私達の結婚式は京都の平野神社でした。引出物は自作、披露宴は私の器を使っている料亭でした。海外で作家活動をしていたので日本の結婚式の知識は全くありませんでした。帰国し自分のギャラリーをオープンした施設内にウェディングプラン会社があって毎週結婚式をやっていました。あるプランナーが盲目のお客様をギャラリーに連れて来て何か二人用の引出物を尋ねられたのが最初です。ゲストの方々も目の不自由な人が多いので手で感じられる作品を作りました。これが引出物作りに興味をもったきっかけです。お二人にはそれぞれのストーリーがあり、ストーリーに寄り添う物を作る。それまで直感でのみ作家活動していた自分には新たな発見でした。そして工芸家としての自分には芸術家だけでなく職人としての力量も大切だと思い始めました。実際にお会いした人のものを作る。ストーリーのある引出物を作ることに幸せを自然に感じる様になりました。最近、作家物の工芸品を手にする機会が少なくなってきました。 次第に私の内で工芸を次の世代につなぐ役割があると思うようになりました。
BAIOGRAPHY / AWARD HISTORY年譜/賞歴
松本 昌樹Masaki Matsumoto
年譜/Biography
1963年 | 広島県生まれ |
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1984年 | テネシー大学在学中に作家中上健次氏と出会い陶芸家を志す |
1988年 | イタリアの大学で彫刻と陶芸を学ぶが中退しエジプトへ |
1989年 | 師を求めオーストラリアに渡り リノ.アルバレズ氏を師事する 作品がN.S.W.州立美術館に収蔵される |
1990年 | ベルリンの壁崩壊を期に、ドイツ、チェコスロバキアに渡る |
1990年 | ボザール国立芸術大学(フランス)アーティストインレジデンスになる |
1991年 | クレアモント大学ポール.ソルドナー氏を師事する(USA) 多摩美術大学にてワークショップ |
1993年 | ウエスタンキャロライナ大学招聘作家となる |
1994年 | アジア11カ国を周り国際美術展を広島で企画 パーソンズスクールオブデザイン講師 |
1995年 | ウエストミンスター大学客員教授に就任 ノートルダム大学、シカゴ芸術大学、ケント州立大学にて講演 地球環境平和財団に就任 |
1997年 | ポーラ美術財団より奨学金を得てアメリカ縦横断研修を行う エカード大学、テキサス工科大学、メンダシーアートスクール招待作家 |
2000年 | ゆらぎを開設 |
2001年 | 駒沢インターナショナルスクール講師となる |
2006年 | 中国内蒙古 寧夏に植林活動をする(中国) |
2007年 | ヒューストン日本領事館にて講演、ヒューストン美術館招待作家(USA) |
2011年 | 国際陶芸ビエンナーレ招待作家(韓国) |
賞歴/Award History
芸術学名誉博士号を授与される(モンゴル国立文化芸術大学)
国民文化祭.工芸部門 文部大臣奨励賞
嵯峨御流花の器展 一席 大覚寺賞
国際陶磁器展美濃 銀賞
その他入賞多数
足立 直子Naoko Adachi
年譜/Biography
1993年 | 備前陶芸家 正宗悟に師事 |
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1994年 | 常滑陶芸研究所入所 |
1995年 | 小西陶園勤務 三越(東京)個展 |
1996年 | 京都たち吉にて鯉江良二/足立直子展 |
1997年 | ウエストミンスター大学、エカード大学招待作家(USA) |
1998年 | サボアヴィーブルにて個展 |
1998年 | テキサス工科大学招待作家 |
1999年 | ボンペイ(インド)にて個展、アムダバット大学、インド工科大学にて講演 |